2020年7月1日
きれいな手で給食
のびのびこども園は以前、保育室にて石鹸で手を洗い、ランチルームに移動して手が荒れないように成分を配合したアルコールで手指消毒して給食を食べていました。
しかし、新型コロナウィルス感染症が流行し出してあらためて消毒の効果を調べたところ、現在使っている手指消毒剤はアルコール48%で、新型コロナウィルスには有効ではないことがわかりました。しかし、有効と言われる60~70%以上のアルコールは手荒れを起こします。さて、どうしたらいいだろうということで、ランチルームの水道(蛇口3つ)で石鹸を使って手を洗い、食べればいだろうということになりました。
ランチルームで手を洗わなかった理由は、手拭きタオルが保育室に置いてあるからでした。でも、小学校に行ったら手拭きタオルは教室にありません。練習の意味でも、きりん組はハンカチをもってきて洗った後拭くようにしてみました。
上手です。よその園からすると?!な光景でしょうか。長年の習慣ができてしまうと、そこから変わるのは難しくなります。食べる直前に石鹸で手をよく洗う…これが基本ですね。
3歳児ひよこ組と4歳児うさぎ組は、石鹸で手を洗った後ペーパータオルで手を拭いています。様子がまた違うので次回レポートします。
2020年7月1日
ガイドブック広告
「2020-2021いきいき子育てガイドブック桐生市」の広告、および「桐生子育て支援センターの紹介パネル」の内容です。園の哲学です。問い続けています。
5年後、10年後、そして50年後のために今何を育てたらいいのだろう
学力・学歴だけでは人生を切り開けないと言われても、その他に必要な力って何だろう。非認知能力は大切だけれど、経済効果だけで語られるのは寂しくないか。予測不可能なこの先の社会、大人がこどもに与えられるものは何なのだろう。心から願う。たくましくのびのびと成長してほしい。幸せを感じ続けて生きてほしい。そして今日が楽しく充実していてほしい。完璧な答えはたぶんどこにもない。でもかけがえのない幼児期、ここに在るこの子のために精一杯の日々を。
2020年6月17日
交通安全教室
桐生市交通ヘルパーさんをお招きして、ひよこ、うさぎ、きりんが参加し、交通安全教室を行いました。交通ヘルパーさんは、毎年オリジナル劇を構成して、子どもたちの印象に残りやすいように交通ルールを教えてくれます。実は先生たちも毎年楽しみにしている劇です。
今年のモチーフは「浦島太郎」。カメと腰みのをつけた漁師の扮装のヘルパーさんを見て、子どもたちは「桃太郎!」…?何か誤解があるようで…^^;。でもちゃんとわかった子どももいて、「浦島太郎と学ぶ交通ルール」のお話が始まりました。
ヘルパーさんもマスクをつけてくれていますね。
海から吊り上げられる交通標識の「止まれ」やシートベルトなどを一つ一つ確認しながら子どもたちに答えさせ、意味や使い方を考えていきました。
子どもたちは目を輝かせて話を聞いていました。
最後に、横断歩道の渡り方を習って---手を上げて遠くまで見えるように合図して、おへそから右を見て、左をみてもう一度右を見て車が来なかったら渡る---教室は終わりとなりました。
園舎からふれあいホールに移動するときにある横断歩道では、いつも以上に左右の様子を意識してみる様子が見られました。
他園の交通安全教室は、4,5月は中止になってしまったそうです。開催できてよかったです。最後に交通ヘルパーさんに、「集中してよく聞いてくれていました。反応も良く、演じやすかったです。」とお褒めの言葉をいただきました。
たまご組とにじ組は、右と左のマーチを歌ってから、園の周りをお散歩しました。道路の右側を歩くこと、先生やお友達と手をつなぐか散歩ロープを握って歩くこと、これが「おうだんほどう」という名前の道路を渡る場所など、小さい組にあった交通安全ルールを確認しました。
2020年6月15日
菖蒲園&膳公園への園外保育
今年のきりん組は、色々なことが例年通りというわけにいきません。やむをえませんが、残念に思うことがたくさんあります。まず、4月5月の進級期、「最上学年になった喜びと自覚」を培う時期なのですが、クラス全員で過ごすことができませんでした。また、4月のいちご狩りも中止となり、体操教室の力を合わせて行う組体操の練習も始まっていません。
そんな中、クラス全員で共通の経験をして楽しむ初めての行事が「菖蒲園&膳公園への園外保育」でした。
菖蒲園も、湿地まで入れず、舗道からの観賞でしたが紫のじゅうたんのようできれいでした。こどもからは「菖蒲の森!」との声が。すてき
看板の警告もあり、一回りして退出。
膳公園は貸し切り状態。近くの芝地でうぐいすが鳴いています。ホーホケキョ
全員トイレを済ませてよく手を洗って、アルコール消毒して、さあ、待っていました、お弁当です。
お弁当を作っていただく機会はめっきり減りました。今日はとてもとても楽しみな日のようです。
キャラ弁のオンパレード💛
お子さんのリクエストに応えて、栄養バランスの取れたいろどり豊かなお弁当を作ってくださり、ほんとうにありがとうございました。写真はないのですが、デザートに季節の果物をたっぷりいれてくださった方も多かったです。
さあ、公園の遊具でひと遊び!
あまり長い時間ではありませんでしたが、密度の濃い、楽しい時間でした。
言葉でのやりとりあり、瞬時のルールの了解あり、少し難しいスリルがある動きあり、ああ、こうしてみんなで学級の仲間になっていくんだよな、と思いました。
制限が多い年になることでしょうが、
工夫しながら子どもの育ちを保証していきます。
お天気にも恵まれ、よい一日でした。
2020年6月3日
全園児登園始まりました
群馬県では新型コロナウィルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言が5月14日に解除されました。これを受けて、桐生市は保育園・認定こども園の登園自粛要請を5月31日で解除し、のびのびこども園も6月1日から全園児登園がはじまりました。早帰りに協力いただきながら、6月22日をめどに通常保育時間にしていきます。
登園自粛要請が解除されたからといって、新型コロナウィルス感染症が終息したわけではありません。園では衛生管理、園児・職員の健康観察をしっかり行っていきます。
これはモデルになってもらったため室内で測っていますが、登園して入室前に非接触型体温計で全園児の体温を測ります。平熱と照らし合わせ、37.0℃以上は要注意。37.5℃以上は自宅で保育していただきます。
給食は間隔をあけ、なるべくおしゃべりをしないで食べます。
ぱんだクラブもみんなで同じ方向を向いておやつを食べています。
子どもが帰った後など、1日に1回以上ドアの取っ手、各スイッチ、電話、パソコンなど次亜塩素酸ナトリウムで消毒して拭き取ります。
次亜塩素酸水による室内の噴霧・手指消毒は、医療機関にお勤めの保護者の指摘があり、文献などよく調べた結果、有効性・安全性の明確な根拠が確立していないため、計画を見送りました。
手を丁寧に洗う指導をしています。外遊びから帰った後、給食やおやつの前、トイレの後、上手に洗えるようになってきています。
おもちゃは保育後毎日次亜塩素酸ナトリウムで拭き、乾かして次の日使います。
しかし、今何より大切なのは、大人から子どもへ感染させないことです。子どもから子どもへの感染はまれです。子どものほとんどは、家族など大人からうつります。保育者・職員も感染危険のある行動はしないようにし、手洗い・マスク、体調管理の徹底、保護者へも同様のお願いをしています。
と、緊張の全てが解放されたわけではありませんが・・・・・
6月1日の雰囲気は、すごく明るかったです☀
入園して数日で登園自粛になってしまったお子さんもいます。また年度当初というつもりでスタートしなくてはと思いきや、みんな登園を心待ちにしていてくれたようで、嫌がる子どももなく、園内は明るくエネルギーに満ちていました。
スポーツクラブも始まりました。
今年は1学期の終業式を7月30日、2学期の始業式を8月25日にしました。夏がたっぷりあります。いっぱい水遊びをしようね。今年しかできない夏の生活を楽しもう。よく手を洗って、よく食べて眠って免疫を下げないようにして、令和2年度がまたとない経験となるよう、楽しんでいこう。保護者の方も、ご協力お願いいたします。お気づきの点は何なりと園にお申し出ください。
2020年6月3日
元気な赤ちゃんを産んでね
5月29日(金)、3分の1の子どもが登園し、いつものように朝の10時からポチっとくん体操を踊った後、じゃじゃ~ん、サプライズがありました。
実は、主幹教諭の根本先生、明日から産休に入り、その後育休でしばらくお休みになります。そのため、根本先生に内緒で先生たちや子どもたちがプレゼントを作り、贈ったのでした。
根本先生は、「ありがとう。コロナウィルス感染症が流行ってしまい、全部のお友達と会えなかった。でも、赤ちゃんを産んだら戻ってくるから、また会いましょうね」と答えていました。
根本先生は、一人目のお子さんを出産し、復帰して主幹教諭を務めてくれていました。のびのびこども園にとって色々な意味で先駆者で、ご苦労も多かったと思います。しかし、20~30年前までの「保育者は2~3年勤め、結婚したら、子どもができたらやめる仕事」という概念を変え、プロフェッショナルを目指す働き方をしてくれています。後輩たちにとってもよい道しるべとなることでしょう。
一人一人の同僚に気を配り、子どもや保護者からも慕われている根本先生、復帰をお待ちしています。あせらず参りましょう。(教頭)
2020年4月20日
こいのぼり市文前のポールに掲揚
昨年度、園児たちがスタンプで体に色付けして作ったこいのぼり。年度が変わり、眼玉を作ったり輪っかをつけて吊るせるようにしたりして、ついに完成しました。
これは、4月24日(金)から5月10(日)まで、桐生市民文化会館前の国旗掲揚ポールに飾られます。
子どもたちには昨年3月「桐ヶ丘遊園地に飾られるんだよ」と言って作ってもらったのですが、市民文化会館前でした。外出自粛が言われていますが、もしお近くに行かれる場合はご覧ください。
目玉は子どもたちに描いてもらいました。こんな感じ。
ちなみに大人が見本で見せた目玉はこれ。
でも、子どもが描くと
意図したわけではないようですが、鋭い目つきがかっこいいこいのぼりに。
どうしても保育が必要で登園している少ない人数で作りましたが、子どもに描かせてほんとうによかったと思います。大人には出せない味があります。
そして、ボタン桜が満開になりました。時がくれば花は咲きます。来年はみなさんに愛でてもらえますように。
2020年4月7日
新しい年度が始まりました
本日始業式。子どもたちは目を輝かせて登園してきました。大人たちの抱える不安はさほど子どもに影響を与えていないようです。
新型コロナウィルス感染症が広がりをみせ、非常事態宣言が出される模様です。しかし、国からの通知では認定こども園は原則開所となっております。2月末首相から一斉休校要請が発表されたときは、子どもの健康と命を守ると言いながら、こども園、保育所、学童クラブを線引きし、危険域に分けたと腹立たしく思いましたが、(今も腹を立てていますが)現在は違う心持ちでいます。
医療従事者、生産者、生活を支える仕事をしている方々のお子さんをお預かりし、健やかに育て社会を支える。これが子どもの施設の使命です。現在、桐生・大間々地区は「感染拡大警戒地域」ではありません。するべき衛生管理をできる限り行って保育してまいります。
私たち大人が今するべきことは、新型コロナウィルス感染の広がるスピードを遅くして、医療崩壊になる事態を防ぐことです。いずれ治療方法が確立し、ワクチンがいきわたるようになるでしょう。それまで、通常の社会生活を保ち続けられるよう努力していきましょう。
自分自身が潜在的な感染者かもしれないという意識で、人にうつさない気持ちをもって行動していれば感染が広がらないといわれますがその通りだと思います。まめに手洗いをしてください。生活の節目で身の回りのポイントを消毒してください。換気をしてください。不特定多数の人が密集する場所には行かないでください。栄養のあるものを食べよく眠って免疫を下げない生活をしてください。熱があったり体調が悪い時は出歩かず家で安静にしてください。お子さんの健康観察もよくしてあげてください。そして、無駄な買占め、買い急ぎは控えましょう。本当に必要な人にいきわたらなくなってしまいます。
来年の今頃は、光明が射し、安心した気持ちで新年度を迎えられますことを心から祈っています。(理事長:須田)
2020年3月17日
これ、どうしたらいいの?(保護者の叫び)
廃材製作に情熱を傾けているうさぎ組。毎日、こうした↑を持ち返っています。お家の人の嘆きが聞こえるよう。すみません。
これなんか、まるでゴミの山。捨てたくなる気持ち、わかります。ところが、
ぺら、と屋根をめくると、ちゃんと部屋があり、
丁寧にマーカーで色を塗った紙コップは車のライトのイメージ。ボタンもあります。
暗い部屋から外をながめ、観察したり、攻撃したりもできるそうです。
友達とイメージを共有し、いろんなアイデアを実現していきます。
子どもの頃、友達と自分たちの基地を作って、すごく満足した記憶はありませんか。
素材の特徴、道具(はさみ、段ボールカッター、ガムテープ、セロテープなど)の使い方をこうして体で覚え、来年の作品展では、子どもならではの迫力のある作品をお見せすることができるでしょう。
そして、廃材製作作品の捨て方です。
基本的に、作っている過程に意味があるので出来上がったら捨ててかまいませんが、コツがあります。まずは、持ち返った作品に思い入れがあるようなら、お子さんに説明させて一緒に楽しんでください。ほれぼれと眺めるようであればしばらく目に付くところに飾りいっしょに眺めてあげてください。
そして、子どもは成長する生き物ですから、他の物に興味が移り気持ちが薄まる時が必ずきます。そのタイミングで本人がいないときにこっそり捨てれば、トラブルになることはまずありません。
家に持ち帰ったとたん忘れているようであれば、寝ている時間に捨ててくだされば、大丈夫です。
力作。どうしても持ち返れないなら、20歳までは園でお預かりしますよ^^