2020年1月
2020年1月24日
自力通学に向けて実地歩行訓練
1月17日(金)、年長きりん組は小学校進学後の自力通学に向けて、実地歩行訓練を行いました。
新里東小の南駐車場に一度集まり、桐生警察の警察官、交通ヘルパーさん、地元交通指導員さんにあいさつをします。
二人一組で歩きますが、押しボタン式信号は一人ずつ押し、一人で渡ります。
信号機は赤で止まって青で渡る。うちの子はよくわかっているから心配ない・・・と、思うでしょう?ところが、初めての信号は子どもは一人ではタイミングがつかめなくて怖くて渡れないんです!これ本当ですよ。
右を見て左を見て曲がってくる車もいない、信号機は青。それでも渡れず、何度も青を見送る子どもがたくさんいます。渡れる子どもも、緊張でがちがちになっています。これ何かに似ているなあ、と思ったら、節分の鬼退治でした。
守られた場所で、怖い思いをする。そして、どうしたらいいか考え行動する。
ふだん、子どもたちは保護者の車で移動することがほとんどでしょう。しかし、車は凶器にもなるこわい道具です。公道を歩くときは緊張感が必要です。交通事故は、小学一年生が一番多いのです。警察官の方は「一人で歩かせようとしたとき、自分の子どもがどれだけ頼りなさそうに見えるか、保護者が学校まで一緒に歩いて実感を持つことが必要だ」とおっしゃっていました。きりん組の保護者のみなさん、ぜひ数回学校までいっしょに歩き、お子さんと危険個所を確認してください。ほとんどの学校に登校班があり、上級生といっしょに通学しているうちに、1年生も怖がらず一人で学校に通えるようになります。そうなったときのために、今から交通ルールや危険個所についてよく覚えてもらいたいものです。
そして、東小でのびのび幼稚園のバスをみつけて駆け寄ってくれた卒園生がたくさんいました。ごめんね、あの時は緊張感を演出していたため明るく答えてあげられませんでした。「せんせー、ひさしぶり~」って言ってくれたIくん、幼稚園に来たときはたくさん話聞くからね。また会いましょう。
2020年1月9日
いろいろでいいじゃない
12月24日クリスマスイブの日、第37回卒園生の集いを催しました。現中学2年生を招き、高校受験に向けて応援する会です。今年は8割の人たちが出席してくれて、懐かしく楽しいひと時を過ごしました。
年齢が上がるにつれ、厳しく複雑な現実に時には疲れてしまうこともあるでしょう。そんな時、幼稚園時代無条件に先生にかわいがられ、安心して過ごした感覚を思い出すとパワーがわいてきます。
今年の卒園生たちは、そうした園の思いを味わい尽くしてくれました。大いに笑い、幼稚園時代のようにはしゃぎ、当時のままの味「調理員の金子さんのチャーハン」の味に舌つづみを打ち、会が終了しても、帰るぎりぎりまで当時の生活発表会のDVDに見入って笑いころげていました。
そんな中で、少し離れた席に1人ぽつんと座っていたG君がいました。先生が「Gくん、ここの席空いているから詰めて」と声をかけても、女の子グループが「G、こっちおいでよ」と誘っても、「いや、いいよ」と動きません。(女の子グループ優しい!中学でいい教育受けてますね。)
こういう時、無理強いしないのがのびのび幼稚園のお約束。みんなGくんを気にかけながら、会を進行させます。そんなGくんがキラッと光る場面がありました。実はGくんソシアルダンスの選手で、学校の部活には入らず、日々前橋までレッスンに通っているそうのなのです。そこに現れた尾見先生。尾見先生は、群馬県のソシアルダンスの上位選手です。二人にペアダンスをもちかけると…
何の下準備もないのに、スマホで曲をさっとみつけ、すばらしいパフォーマンスを披露してくれました。給食棟の一角がダンスホールに!
その後Gくんは夕方まで園庭で同級生や園児たちと遊んでいきました。
成長とともに、楽しそうにしている大勢の流れに入りにくい人も出てきます。どんな環境でも対応でき明るくふるまえる人ばかりではありません。それでいいじゃないですか、みんなが同じでなくても。違うと切ってしまうのはなしにしましょう。Gくん、来てくれてありがとう。個性的な君がいてくれて、平成23年のびのび幼稚園卒園生は虹色になりました。そして、受けとめてGくんのパフォーマンスを大いに盛り上げてくれた同級生のみんなの懐の深さにも感激です。いい子たちだなあ。
また、当時のPTA役員の方々もお招きし、ほとんどの方がお見えになりました。自分のお子さんの同級生の成長した姿に目を細めながらみなさん楽しそうにしていらっしゃいました。最後に「のびのび幼稚園の先生は皆さん温かいですね。卒園させてよかったです。」と言っていただきうれしかったです。
2020年1月9日
令和元年 年末の表情
こんなことがありました。
たまごとはとの音楽♪笑顔教室。すっかり定着しました。癒しのひととき。
お父さん、お母さんの協力を得て、もちつきを行いました。
昨年よりお目見えもち切り機。約千個作る。買ってよかった。
たまご組、並んでさよならの歌を歌える人が増えてきましたよ。もう赤ちゃんじゃないよ。子どもだよ。
今年も来てくれました、サンタさん。クリスマスは子どもが大切にされる実感をもてるお祭りです。
南天の赤い実で、こんな素敵なお料理ができました。
良い歯のコンクール、令和元年は銅賞でした。来年は治癒率80%を超えて銀賞を取りたいものです。
今年も楽しい話題をたくさんお届けできますように・・・^^
2020年1月9日
メイキング生活発表会の劇
明けましておめでとうございます。なかなかブログが更新できず、エピソードばかりたまって時期を逃してしまい(^^;)、でも捨てがたい内容はお伝えします。
さて、盛況のうちに終わった12月6日の生活発表会の舞台裏を3歳以上を中心にレポートします。
過去において生活発表会の劇は、販売されている幼児用のシナリオや音楽を用い、それをそのまま子どもに教えて演じさせるという方法で行ってきました。しかし、それでは子どもの主体性は育ちません。また、習ったことをそのまま行うということが苦手な子どもにとっては、とてもたいへんなことだったろうと思います。
そこで数年前から、生活で遊びながら身に着けたことを舞台に乗せるような劇ができないかと、新しい取り組みを始めました。
まず、ストーリーを十分楽しみます。年長きりん組は、テーマの「アリババと40人の盗賊」の絵本を何冊も読み比べ、セリフの違いなどに気付きながら、物語の世界に思いを馳せました。その後、モルジャーナが盗賊の隠れたツボに油を流し込むシーンをごっこ遊びで学級全体で行いました。油を流し込まれた盗賊が熱くて大騒ぎするシーンは、すごく盛り上がったそうです^^。隠れているのがみつかるというシチュエーションもスリルがありますね(((*o*)))。そして、全員が物語が大好きになったところで、セリフや動きをみんなで作り上げていきます。
先生は書き取り、子どもの意見を取りれながら整理していきます。だからだいたい子どもはどの役の動きやセリフも覚えてしまいます。
あと、これは最近教頭が気づいたことなのですが、担任の先生たちがリハーサル映像を録画し、子どもと見合うというのが、「自分が外からどう見えるか」に大きく役立っているということです。
幼児期の表現は、まず感動がありその子なりの方法で表してみることが前提ですが、外からどう見えるかの気づきは、表現方法を工夫することにつながります。映像をみて、おもしろがりながら良いところを見つけあうというのは、映像機器を自在に使いこなす若い世代ならではの自然な発想だなあ、と感心します。
結果は、発表会でみてもらった通り。すっかり自分たちのものになった劇をお披露目することができました。
うさぎ組も
ひよこ組も
楽しんで生活しながら成長していることをお見せしました。
もちろん、にじ・おひさま、たまご、はともすてきな「生活」発表会ができましたよ^^
*おまけ①**********
練習のとき、はと組の先生たちが大道具について相談をしていたら、KくんがとことこYちゃんのところにやってきて座り、向かい合ってなにやらお話していました。ほほえましい姿です。
*おまけ②***********
合奏に燃えたきりん組のRちゃん。楽器に触れる時間以外でも弾きたくてたまりません。自分で鍵盤を描いて、手作りバチで自主練習です。階名称もこのとおり。
こうして文字の意識も高まります^^。本番は集中して感動的な演奏ができていました。