のびのびこども園

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2024年11月

2024年11月12日

念願を手にした時…



10年以上も続いている、新里町認定こども園PTA親善ソフトバレーボール大会、県内でも例がないとか。
今年は11月10日(日)新里社会体育館(新里中学校体育館)で開催されました。

コロナ禍3年間中止で昨年久々に再開し、借敗で準優勝だったのびのび。今年は満を持して臨みます。


入念にパス練習。チームワークを確かめ合います。


このバレーボールは大会ルールがあり、アタックなし、20点2セット先取勝利というシンプルなもの。ボールも柔らかくてパスしても痛くありません。
経験者ばかりが活躍する大会ではなく、みんな和気あいあいと体を動かします。

大会前に興奮していた子どもたちですが、観ている時は真剣ではしゃぎまくりません。おお!観る時は観る、運動会で培った力。でも、勝利のタッチは楽しくて大喜び。大人と一緒に並んで手を出してパパママ選手にタッチしてもらいます。



結果はこのとおり、危なげなく優勝。


念願を手にしたMVPのみなさん、優勝杯を手ににっこり。早い段階から、運動好きな人に声をかけてくれていました。


この晩打ち上げ会もあって、園長先生も参加していました。
優勝はもちろん嬉しい。でも、これを機会に親睦の輪が広がったのがもっと嬉しいですね。
大会では保護者同士他園の知り合いの方と楽しそうにお話している様子も見られました。

来年はご覧の皆さんも仲間に入りませんか?

2024年11月6日

動物のかたちには理由がある


11月5日きりん組の動物ふれあい教室でした。この後ろ姿は、講師のひまわり動物病院獣医、小林先生です。小林先生は、牛の蹄鉄協会(というのがあるのですって!)役員もされていて、白衣の下には蹄(ひづめ)の文字が!その道の人っていう感じですね。2歳のお子さんのパパでもあります。

小林先生は今回3回目ですが、初めて動物ふれあい教室の講師になったということで熱心です。子どもに何を伝えようか、どう言ったらわかるのか、毎回一生けんめい考えて準備をしてくれています。大人にとっても勉強になる教室でした。



まず最初に、獣医さんという仕事について。そしてよく知られた動物の絵カードを並べて、肉食獣、草食獣、大きい動物、小さい動物を分類し、種類について説明がありました。肉食動物は獲物を狙えるように顔の前に目がついていてよく見える、草食動物は目が横についていて真後ろ以外はほとんど見える。それは敵に気が付いて逃げるため。そして足が長く速く走れるように進化した、などなど。
ゲームで聞きなじみがあるのか、進化という言葉に反応してざわつく子どもたち。


先日描いた観察画で、ミニチュアホース・ジャックの特徴を確認してみます。
「みんな、絵が上手だねえ。先生なんか2歳のうちの子より下手なんだよ。
首が長いとか、目が横についているとか、よく見ているね。」


それでは本物のジャックをもう一度見に行こう。


しっぽが長いのは、振り回して手が届かないところに届くようにだよ。
膝に見えるところがかかと。かかとの下は実は指なんだよ。
これには先生たちも思わず「ほお~~っ!」



遊戯室にもどってうさぎを抱っこしてみました。
大人、子どもとの心音の速さを聴き比べ、
「心臓は血液を全身に送る役目があるんだ。小さい動物は血液を送るのに時間がかからないからドキドキが早い
大きい動物は遅い。ほら、うさぎは早くてぼくのドキドキは遅いだろう?ぞうなんかもっと遅いんだよ」

質問コーナーQ「トラはなんで縞模様なんですか。牛はなんで白黒なんですか。」 A「トラは黄色っぽい環境に住んでいるんだ ただの黄色だと目立つから縞模様があれば目立たなくなるだろう そうすれば獲物から隠れて狙いやすくなる 牛が白黒なのは実は知らない でもきっと理由があるはずだよ」「何でこんな形なんだろう、とか何でこんな色なんだろうって考えるのはとても大切なことだよ 必ず理由があるはずだから」

触れ合ってかわいい、だけでなく、学ぶことの大切さ、面白さに気づかせてもらった時間でした。きりん組たちも考えを色々巡らせたことでしょう。
来年もぜひお願いします。

2024年11月6日

運動会でベストの姿を見せられなくても


※↑組体操の練習を見学するひよこ組


10月27日(日)の運動会ではお世話になりました。暑すぎず、でもお天気の心配もなく、たいへんよい運動会日和になりました。子どもたちも力いっぱい体を動かせたのではないでしょうか。

上の写真は、10月30日(水)の運動会ごっこで行ったみんなリレー。2歳児から5歳児まで2チームに分かれて競い合いました。写真に写っているのは2歳児にじ組の子ども。左手にバトンを持っていますが、ちゃんと次のお友だちにバトンを渡せました。5歳児きりんの勝負になったとたん空気に真剣味が加わり、運動会にどんな気持ちで臨んでいたのかが伝わってきました。

今回は、思ったようにできないこともあるよね、というお話。

ブログや競技アナウンスでは、「こんなことをがんばってきました」「こんなことが成長しました」とプラスの内容をお知らせします。しかし、泣いてしまって走れなかったり、いつもと違う雰囲気に飲まれて踊れなかったり、競技で失敗してしまったりするお子さんがいます。

先生たちは運動会当日に子どもたちに一番いい姿を見てもらえるよう、水面下で多くの配慮をしています。お家の方の姿が見えると不安定になりそうなお子さんのご家庭には離れて応援してくださいとお願いしたり、普段の保育で失敗しても大丈夫なことを子どもに伝えたり、がんばった人には金メダルが出ると目当てを示したり^^。それでも、何かが起こるのが運動会当日。

実は運動会当日は、子どもにとっては(実は先生にとっても)過程の一つでしかありません。日々の中でこうあるべきと重々承知していても普段の姿の一部があらわれてしまう…目指した通りに完璧には…そうそういかないものですよね。

当日の遊戯で踊れなかった子が、振り返りの映像をクラスで観ている時に踊り出すことがあります。運動会では何か踊れない理由があったのでしょうね。本人も言葉にできないかもしれません。担任の先生は次回に生かそうと複数の原因を思い巡らせています。一生懸命取り組んで運動会でベストパフォーマンスを目指す、しかしうまくいかなかった当日も受け入れる。これは、失敗するかもしれないから頑張らないということとは違います。精いっぱい取り組んで、当日どんな結果でも受け入れまた精いっぱい生活していく、のびのびこども園はそんな毎日なのです。

そうした日々を重ねながら、子どもたちは少しずつ成長します。練習ではできていたことを保護者の方々の前でお見せできないのは残念ではありますが、長い目で見ていただき、当日までの頑張り、そして当日・その後を楽しむ姿にもぜひ目を向けていただきたいです。

 

年単位でみると、昨年からの変化を感じ、成長に嬉しくなるとこもありますよ。


※昨年の写真より