2025年9月
2025年9月30日
運動会不要論?

朝夕涼しくなり、さわやかな季節となりました。これで、思い切り運動会練習に取り組めます。
今年の運動会は11月1日(土)。近隣の小学校の運動会が全て完了し、最後に行われるのびのびの運動会。新入園児競技、卒園生競技もありますので、みなさん足をお運びくださいね。今年はパラバルーンでサプライズもあります。
WEB上で、えっ?という投稿をみつけました。「運動会不要論」。その人によれば、並んで行進しみんなで同じことをする運動会は、今の時代に合っていない。特に発達特性のある子どもには百害あって一利無しだと。個人的な意見ではありましたが。
子どもは音楽に合わせて行進するのは大好きです。カッコよく行進する姿勢を教えると一生懸命やってみようとします。もちろん気持ちが乗らないお子さんや頑張れない日もありますが、それはそれでOK。入場行進は、オリンピックにもあります。出場選手のお披露目です。
かけっこ、リレーに組体操、ダンス…。小さい組は親子競技もあります。涼しい季節、思い切り体を動かすって何て気持ちがいいんでしょう。上学年になると覚えるまでの練習が厳しいこともありますが、乗り越えた時の達成感は格別です。少し辛いことにも頑張って取り組み乗り越える、年長児には経験して欲しい過程です。先生も伴に頑張ります。
投稿した方は、ご本人やお子さんが無理やりやらされたのか、大人が一方的に教え込む運動会を見てそう思ったのかもしれません。運動会では色々な場面があり、きっとお子さんが好きな活動もあります。チームワークが育つと、たとえ自分が走るのが遅くても、少しでも頑張って走ってリレーでチームに貢献したいと責任感をもって臨みます。ダンスに自分たちで考えた振りが取り入れられると、張り切って生き生きと踊ります。苦手なことも得意なこともあり、総合的に充実した学びとなればいいのではないでしょうか。過去には練習には参加してきたけれどどうしても当日出場できなかったお子さんがいました。しかし、園では参加しないのも長い人生の一つの経験として受け入れ、そのお子さんが所属感を失わないようにサポートしました。成功することだけが正解ではありません。うまくいくことも、失敗も、挫折も、笑いも涙もあるのが運動会です。当日の姿だけではなく大切なのは過程なのです。
今年はどんな日になるでしょう。やり遂げた子どもたちは、ぐんと成長するのがわかります。少子化で、今後催し方を考えなければならない時期はくるかもしれません。そうだとしても、やっぱり運動会は… 無くせません。

