2017年9月11日
8月7日・8日宿泊保育
2017年7月31日
7月メモリー:じゃがいも掘り
2017年7月27日
つばめの雛、巣立ち間近か!
20日の終業式に「玄関のつばめの巣をよく見ておいてね。夏季保育にはまだいるかなあ」と子どもたちに伝えましたが、なんと26日の今日、巣からはみ出た一羽がそのまま飛んでいってしまったのでした!
つばめの雛の大きくなることの早いこと早いこと。写真をご覧あれ。
これが7月18日。まだ頭のけが生えそろわず立っていて、ぽわぽわ。可愛い。
そしてこれが26日。4引く1で雛3羽。左は親です。雛の大きさはもう親とほとんど変わらない。確かにこの巣ではきつそうですねえ。 保育認定で明日も登園するお子さん、のびのび広場においでの親子のみなさん、巣立ち間近の元気な残り3羽のつばめの雛たちを見に来てくださいね。 また、レポートします。
後日譚:なんと!次の日、びっくりしたことに雛が4羽にもどっていました。用務員の清水さんにきいても「もどしてないよ」とのこと。こぼれた雛は自力で巣に帰ってきたらしいです。頭もいいし、体力もあるつばめくんに脱帽。旅立ちはみんなそろってがいいんですね。
2017年7月27日
平成28年7月26日の事件に寄せて
相模原の障害者施設「津久井やまゆり園」で19人もの命が奪われた事件から、26日で1年。亡くなった方々のご冥福を祈り、事件で体や心に傷を負った方々に心からお見舞い申し上げます。昨年事件を知った時も、障害児の母として、幼児教育に携わる者として、何か発信するべきではないかと思いましたが、HP上では何も語らずに365日がたってしまいました。
被告が「意思疎通ができない障害者は死んだ方がよい」という意味の発言をしていると聞いたとき、私にはただの戯言にしか聞こえませんでした。「そんなはずないじゃん」。役にたたないとか、死んだ方がいいというのがばかばかしいのはもちろんですが、「意思疎通ができないと思っているのはあなたが相手の意思をキャッチできないからでしょ」と。
ごく幼い子どもや、言葉での表現がうまくできない子どもの中には、働きかけてもこちらが期待するような反応が返ってこない場合があります。嬉しそうな表情をしないとか、笑い声や「ありがとう」のことばがないから、何も伝わっていないと感じるのは誤りであると保育に携わっている者は経験的に知っています。その子ども独特の反応から、思いや感情を読み取るのは難しいけれど、努力をしながら応答的にかかわり、少しずつ気持ちが通じ合ってきたとき、保育者は喜びとやりがいと誇りを感じるのです。
なぜ、被告のような行動をとる人間が出現するのか、障害をもった多くの方たちがどんなに怖く悲しい1年を送ってきたか、深く考えると怒りとやるせなさでいっぱいになります。文部科学省発刊の月刊誌『初等教育』では、「外国語教育」と「障害児と過ごす生活」が同等に扱われています。自分にとって異質なものを排除しない柔軟性のある子どもを育てる意義が述べられていました。(この月刊誌、こういうところがすごく好き。)のびのび幼稚園がするべきことは、幼児期からそうした心を育むことだと思います。
そんなわけで、のびのび幼稚園はできることを行っていきます。だから、どのお子さんも保護者の方もこの事件に心配しすぎないで元気に登園してください。のびのび幼稚園は明日も普通に楽しい安心できる幼稚園です。(教頭 須田)
2017年2月14日
豆まきとリスクマネージメント
少しめんどくさい話をします。
先日、群馬県認定こども園協会の講演会で興味深い話を聞きました。リスクとは、価値が失われるかもしれない想定。リスクコントロールとは命を守るためにリスクを限りなくゼロに近づけましょうということで、赤ちゃんがのどに詰まらせそうなおもちゃは与えないとか、おぼれる心配のある貯水場には網を張りましょうということ。リスクマネージメントとは、価値を上げるためにリスクをとることで、転ぶ心配があっても全力で走らせるとか園によってはのこぎりや釘を使って木工製作させるとかということです。痛みを知ることは生きる力につながるし、少しのケガなら適切な処置をして「このくらい大丈夫!」と思える気持ちを育てることができる、そんな内容でした。
先日2/2に、園では豆まきを行いました。鬼は目に見える形で登場しますが、事前指導で心の中の追い出したい鬼を子どもに自分で考えさせます。「泣き虫鬼」「怠け鬼」「寝坊助鬼」「ばかっていう鬼」・・・子どもたちは自分の欠点を客観的に見つめ、それと対決するという意味で豆まきを迎えます。
たいていの子どもは鬼を怖がります。子どもを怖がらせるようなことをなんで教育現場でするんでしょう。うまく説明できないかなあ、と常々思っていましたが、これは、リスクマネージメントで説明できるのでした!怖い気持ちを知らないとどんなことが起こると思いますか。平気で危険なところに突っ込んでいってしまいますね。また、自分が一番えらくて怖いものがない子どもは人の言うことをきかず行動の矯正がききません。また、自然など人知の及ばない大きな力というものは確かに存在します。謙虚であるために、畏敬の念を忘れないためにも、怖い思いをすることは必要です。基本的に安全な場所で限定された時間で怖い思いをすることは悪いことではありません。それをわかっているから先生は張り切ってこわがらせます(^^)。
一方繊細なお子さんを必要以上に脅かすことはしません。先生たちは子ども一人一人をよく見て、ちゃんとマネージメントして怖がらせているんですよ。(子どもには言えない大人だけのひみつですから、内緒にしてくださいね。)
※保護者の方は、写真館で実況中継をご覧ください。