のびのびこども園

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2016年11月14日

絵、描くの好きでしたか?

10月19日に、写生会がありました。その時先生たちの間で反省にあがったのが、気軽に絵を描く環境が少ないのではないか、ということです。絵を好きな子供はスケッチブック何冊も更新して絵を描いていますが、苦手な子供は、写生会や運動会の経験画といってもなかなかクレヨン・筆が進みません。

 

もちろん、絵を描く前は、対象と十分触れ合ったり経験を思い出したりしてたっぷりイメージを膨らませるのですが、いざ紙に向かうと、経験の少ない子どもは、さて、どうしたらいいのか困ってしまいます。

 

そこで、ここはさすが他園でも勤務経験のあるこの道20年の岩瀬先生、各保育室に気軽に絵が描けるコーナー設置の計画をたててくれることになりました。わら半紙やミスコピー用紙、芯の折れないクーピーペンシルやクラス専用マーカーを用意して、汚れないようにビニール製のテーブルクロスをかけて、いつでも少しあいた自由時間に絵が描けるような環境を保育室の一角に作ります。絵が苦手な子も、友達が描いている絵に日々触れ、刺激を受けることでしょう。

 

本来子どもは、色や形を描いて表現するのは大好きです。心の中にあることが、目に見える形になる。上手・下手ではなく、言葉の説明ではなく、表してみたときは面白さと大きな喜びがあります。作品展のために絵を描くのではなく、日々描いている経験が作品展の絵に生きる、そんな生活にしたいものです。

 

ひよこ組は今日は大きな紙を床いっぱい広げて、好きな絵を描きました。友達の描いたものに感想を言い、子どもの世界を繰り広げていました。完成した絵は今も保育室に飾ってあります。読んでくれているみなさんは、子どもの頃絵を描くのが好きでしたか?

大きな紙。これだけでもうわくわく。何を描いているのかな。熱い視線を友達に向けてるね。電車の線路?ぼくも描こうかな。あっちでもこっちでも描いてます。