2019年11月22日
さようなら、モミジバフウ
木製シャトルと砂場の間に大きな木があったのを覚えていますか?夏から秋にかけて葉を茂らせ、運動会の時には絶好の木陰になり、落ちた葉を遊びに使ったりもしましたよね。
先週の土曜日の朝、その木から太い枝が落ちました! 子どもがいない時でほんとうに良かった。人間に直撃していたら大事故です。
少し前、清水さんが「うろができて、木の中心が枯れている。このままだと倒れて危ないですよ」と気づいてくれていました。でも、木がなくなると木陰も落ち葉もなくなるから幼稚園としてつまらなくなっちゃうしなあ、なんてあと伸ばしにしていたら、おそらくは台風でさらに傷んで、枝がぼきっといってしまったようなのです。
慌てて南園芸さんにお電話し、切ってもらうことにしました。
のびのび幼稚園の生き字引、真智子先生によれば、この木の名前はアメリカ楓、またはモミジバフウ。開園したころからあり、つまりは樹齢45年ほどは経っているであろうということです。モミジバフウの寿命については情報が見つからなかったのですが、ソメイヨシノは40年を過ぎると落枝や倒木の危険性が増してくるそうです。この木も、だいぶ危険な状況になっているように思われました。
木を切る作業は、子どもが保育室から覗く中、1時間ほどで終了しました。チェーンソウとクレーンの作業は、かっこいいです。つい、見入ってしまいました。
40年以上も園を見守ってくれて、ありがとう。木としての役割を終えたモミジバフウ、こんなふうに形を変え、これからは子どもたちと遊んでくれます。ブランコの奥の木もほとんど同じ年。抜いた後はまた若い樹を植えようと思います。