のびのびこども園

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2019年11月26日

「いい子」になります、新嘗祭

お祓い中

 

毎年恒例、地元菅原神社の新嘗祭に、年長きりん組が参加しました。新嘗祭とは、秋に作物が収穫できたことに感謝し、地元氏神様にお参りをするお祭りです。

 

今年のきりん組は、何でもおもしろがる組。地元菅原神社役員の方が見守る中、うきうきわくわくで参加しましたが、神主さんのお話の中で「天神様は『お勉強』の神様だよ」という言葉が出てくると、一瞬シーンとなりました。もうすぐ一年生。学校行って勉強するんだなってみんな自覚しているんですね。

 

神主さんが、「神様に『いい子になります』と約束しましょう」とおっしゃって、みんなで声を合わせて言いました。「いい子になります。」お賽銭を払い、お祓い串で身を清めていただき、神様にお供えしたお赤飯をいただき、「いい子」になった気分がぐんと高まって帰ってきました。(他の学年には内緒ですが、お菓子のおみやげもいただきました。)

 

神様と同じご飯💛

 

教頭は若いころ、子どもをいい子ということに抵抗があったものでした。いい子の対比として悪い子があり、子どもをいい子、悪い子なんて簡単には決められないじゃないかと。でも、子どもってみんな「いい子」になりたいのだと思います。大人が子どもを従わせたくて「言うことをきかないあなたは悪い子」というのはもっての他ですが、自分がいい人間になりたいと思うことを否定することなんかありません。

 

これから先、幼稚園で学んだ価値観だけでは済まない事にも出会うでしょう。でも、「いい子になりたい」そう願う気持ちが形を変えて、善悪の判断に影響を与えられればそれでいいでしょう。幼い時、「いい子になりたい」と思える育ちの環境があることは、きっと幸運だと思うのです。

 

読まれている方は「いい子」って、どんなことだと思いますか?