のびのびこども園

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2022年2月4日

記念すべき第十回こま回し大会


1月17日、きりん組によるこま回し大会が開催されました。賞状を作っていておおっと思ったのが、なんと今年で第十回!こんなに続いていたとは。

今年は敬老参観もかねて、こま回しの試合に出てくれる方に加え、参観のみの方もおいでくださいとお声かけしました。約10名の方がご参観くださり、マスク着用で後部応援席で観戦を楽しんでくださいました。

園長先生のお話を聞いて、おじいちゃんおばあちゃんにご挨拶。さあ、始めましょう。


丁寧にひもを巻き付けられないとこまは回りません。5歳児になるとほとんどの子供ができるようになります。だから年長組でこま回し大会をするわけです。

今年の掛け声は「1,2,3ハイっ!」長回し対決です。


上手な人が回したこまは、まるで止まっているよう。そしてぐらぐらしていてもだんだん軸が安定し長い時間まわるのです。

前評判通り、名人視されていた人が決勝戦に残りました。


「1,2,3 ハイっ!」


しかし、やはりおじいちゃん方は強かった。3試合中、2試合の優勝者がおじいちゃんでした。

お伺いすると、練習は全くしていない、子どものころずいぶん遊んだので体が覚えているとのこと。それじゃ、1~2か月の練習では勝つのは難しいよw。でも、食い込んで優勝したYちゃんはすごい。

こま回しは「絵がうまい」「走るのが速い」などと同じで、才能がある印象です。全員ある程度は上達し、うまさは練習量に比例しますが、もって生まれたセンスみたいなものがある。自分の特技に気づいた子どもは練習し、どんどんうまくなっていきます。ひもの押し出し方も違うんですよね。



リベンジ戦でみごと優勝したSちゃん。しゃがんで回していたので「何しているのかなあ、しゃがむのはこまが止まってからでいいのに」と思っていたら、家で練習していた時、お母さんから作戦を授かっていたそうです。立って投げると上から落ちる時にこまの体勢が崩れてしまう。座って横に滑らせるように投げたほうがいいのではないか。

うまくいくために作戦を考え実際に試して成功する…Sちゃんにとっては素晴らしい経験になったのではないでしょうか。うまく回る方法はいくつかありますが、体勢を安定させることでよく回るとの気づきにたどり着いたのは称賛に値します。

次の日、思い思いの遊びでこま回しが大いに盛り上がりました。これからは長い時間回すより、ひもで軸をすくったり、絵本の上で回したりと技の習得に移行します。

下の学年も、年長きりん組が夢中でやっていると面白そうだと近づいてきます。

カラフルな模様のこまを回すと…

ほら、こんなにきれい!

敗れたふすまの道場で昨日の熱気の余韻を楽しむように繰り返しこま回しに挑むきりん組たちでした。

こうしてお正月遊びが受け継がれていきます。