
2020年10月27日
アフォーダンス理論(?)をとりいれたがまん遊び
ノーマンのアフォーダンス理論は、過去の体験をもとに特定の条件で特定の行動が結びつけられる効果のことを言います。
ん、難しいですね。
ボタンがあると、押せば何かが起こることを知っているから押したくなる、というようなことです。
先日の雨の日ひよこ組に入ったら、ブロックのカゴに刺さったままの人型ブロックがあり、子どもたちが一生懸命取ろうとしていました。ななめに刺さってなかなか取れないのですが、ままごとの包丁を使ったりブロックで作ったハンマーでたたいたりして、何とか取ることができました。
そして、取れたブロックをもう一回カゴの隙間にはめようとしたら、あら、ぽろんと向こう側に落ちてしまいました。
そこでブロックに台を付け隙間にはめたら↑、留まります。たくさん作ってはめてみるとこんな感じ。
出てきたものは押したくなりませんか?出っぱったものは押せる、押すと向こうにばらばら落ちる。落ちるとスカッとする=やったー!な感じがする。シンプルな自己効力感を味わうわけです。黄色ブロックを押したくなるのはアフォーダンス理論に裏付けされると言えるでしょう!!!!!!
というわけで、反対側からブロック人が一人出てきたとたん、押して落とそうとするメンズAくん、Gくん、Rくん。ちょっと待って!一個出てきたからといって片っ端から落としてしまったら、はめるほうもやりにくいし、いっぺんにばらばら落とす醍醐味も味わえない。そうしたら、後ろの方で見ていたYくんが「もういいか~い?」とはめる側の友達に声をかけました。
するとカゴの向こうからSちゃんが「まーだだよ」とお返事。
そこから「もういいかい」と声をかけ、全部はめ終えたら「もういいよ」と返事し、それから一気にばらばら落とすというゲームが始まりました。みんな並んで順番を待ちます。
なんだかおもしろそうと集まってきた他の子どもたち。やっぱり出てきたとたん押したくなり手が伸びますが、そこでがまんだ!Aくん、「がまん」をしてごらん。
Aくん、押したいのをがまんしてぷるぷる震えながら耐えます。ん?これってなんか新鮮な感じ。
「もういいよ」ばらばらばら、きゃーっつ
こうしてお片付けまで遊びは続いたのでした。
自分のやりたいがままにふるまうよりも、少しがまんして順番を守って遊ぶとこんなに楽しいということを経験したひよこ組さん。こうやってルールを身に付けていくんですね。
ん?アフォーダンス理論はあまり関係なかったですね^^;
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