のびのびこども園

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2026年2月5日

保護者アンケートに少しずつ回答していきます

保護者アンケートの回答がここ数年滞っていました。きちんと形にすることを目指すと、つい時間がたってしまいます。これから少しずつ、お知らせ、またはブログのページに載せていきますので、自由記述に質問やご意見を書き込んでいただいた方は時々お訪ねください。

全部回答した後は、アーカイブとしてHPでいつでも見られるようにしていきます。

R6年度アンケート回答①R8.2.5

Q
毎年アンケートを行なっているが、回答は得られないのが残念です。物置に石灰が蓋もなく収納されていること。シールノートへのコメント廃止。6ヶ月児から受け入れることについて、園側も新入園児確保のために必死なのは分かりますが、在園児のサマークラスでお泊まりができないとか、コロナ渦を経て一度無くしたことを復活させるのは難しいと言いつつ、入園児の幅を広げることはできるのかーと少し残念に思いました。先生方の負担軽減のために必要なシールノートへのコメント廃止などは納得するようにしましたが、いきなり在園児の幅が広がることは本当に驚きでした。決定前に在園児家族に方針が伝えられたり意見を求められる機会を作ることはできなかったのでしょうか。毎年回答がいただけないアンケートですが、ぜひ意見はちゃんと聞いて欲しいです。



A
回答が遅くなり、申し訳ありませんでした。毎年ご意見は拝見はさせていただいております。言い訳になりますが、全部の質疑の回答を文章化し、ホームページに載せる手順を踏むことを考えるとすぐに取り掛かることができず、こんな時期になってしまいました。これからはなるべく早く回答できるように努めます。ひとつずつ、ホームページの「お知らせ」または「ブログ」に載せていくというのがいいかもしれません。改善をお待ちください。

【物置きの石灰について】

 石灰の件、ご心配おかけしました。

1990年代まで、学校のラインパウダーに水酸化カルシウムが使われていた時代がありました。これは危険性が高く、眼科医会が調査したところ、多くの事故がみつかったということです。2007年に文部科学省が全国の学校に強く中止を促し、屋外で白線を引く場面では、事実上ほぼ姿を消しています。

園では食品でも使われる炭酸カルシウムを主原料とした「アサヒフィールドライン」(旭鉱末株式会社製)を使っています。これは、環境にも人体にも影響が少なく、万が一吸い込んだり目に入ったりしてもよく水洗いをすれば健康被害はほとんど出ないというものです。子どもたちだけでラインパウダーでコートを描いてドッチボールをするなど、自分たちで遊びを進めるための道具としてもふさわしいです。

ただ、舞い上がるものなので、蓋もないまま物置きに置かれているのは気持ちのいいものではありませんね。蓋をさせていただきました。

【シールノートのコメント欄廃止について】

シールノートのコメント欄廃止にご理解いただきありがとうございます。

ここ数年は、保育教諭の働き方改革に努めて参りました。2010年前ののびのびこども園は20代の若い先生ばかりで、行事前などはみんなずいぶん遅くまでいたものでした。もちろん時間外勤務手当はつかず、今で言うところのブラック法人です。どこの園もそうでした。

 保育士の働き方改革は国を揚げての方針です。群馬県労働局からアドバイザーを招いて、業務の短縮について指導も受けました。その後1年かけて、時間外勤務の分析も行ってきました。その中で大きな負担になっていたことの一つが毎月のシールノートのコメント記入でした。

 シールノートにコメントを書いて保護者と気持ちを通い合わせるのは、先生にとって楽しい業務ではありました。しかし、一人ひとりに合わせたコメントを書くのは、一人3分ではできません。今では学級人数が少ない学年も出てきましたが、25人を5分で書くとして単純計算で125分、考える時間があったとして、数時間はかかったものです。過去にはそれをほとんど全て持ち帰りの時間外勤務で行っていました。数年ほど学期に一回にして書いてお渡ししていたこともありましたが、保護者からも返信が負担との声が聞かれ、必要であれば直接話すことを基本にすることにして、思い切ってやめることにしました。過去において200300人園児がいた頃は、先生からの文は、保護者がつながりを感じられる大切なツールだったかもしれません。しかし現在は、保護者と担任の距離は縮まっています。必要であればいつでもお話をする体制をとります。園での様子や聞きたいことがあれば遠慮せず、担任を始め職員にお声掛けください。

【お泊り保育がなくなりサマークラスになったことについて】

保護者の中には、のびのびこども園の卒園生でお泊り保育に楽しい思い出がある方もいらっしゃることと思います。

お泊り保育ができなくなった一番の原因は、夜勤のシフトが組めなくなったことです。お泊り保育の晩、先生たちは数時間ずつ順番で起きて子どもたちを見守ります。お泊り保育を行っていた頃は、各学年2クラスあって先生数も多く、養成校を卒業して数年の若い先生たちばかりが2時間ほど夜勤をシェアすることで子どもたちの様子に対応し、一晩を過ごしてきました。当然のことではありますが、寝る時のお子さんの状態は様々です。夜オムツをはくお子さんや夜中に排泄に起こすお子さんがいます。また、夜間お子さんは咳をよくしています。体調の看取りはお預かりした側としては責任重大です。朝を迎えると、そのまま先生たちが子どもたちと自分たちの朝食も作っていました。

のびのびこども園は、先生方が長く勤めてもらえるよう、待遇や働き方の改善に努めています。長く勤めていただくと、それぞれの方のライフステージに変化がおこります。古くは、幼稚園の先生や保母は若い女性が結婚前の数年間社会経験を積むための仕事という位置づけだった時代がありました。それが、人間の初期の成長に関わる大切な仕事との認識が広がり、現代では専門職として長く続ける人が増えてきました。幼い子供を育てながら勤務する先生、ご家庭に介護が必要な人がいる先生、ご自身に持病を抱える先生…長い人生いろいろなことがあります。宿泊で保育することが困難な例が散見されるようになりました。

のびのびこども園には働き方が三つあり、担任を持つ働き方の先生(A)はクラス運営に関して相応の責任を持ちます。その一つがお泊り保育の保育です。対して、補助保育教諭(B)、パート保育教諭(P)は、一週間の契約時間で働いています。先生同士は対等に付き合っているので違いを感じる場面は少ないかもしれませんが、責任の重さに差があります。(B)や(P)の先生にお泊り保育の夜勤を任せることはできません。このままでは、持続可能なお泊り保育の勤務体制がとれないと判断し、夏の経験を最大限生かす保育として、朝から夜までの一日をサマークラスという形で保育を行うことにしました。ご理解いただけると幸いです。

ただ、心から残念に思っていることがあります。それは、キャンプファイヤーが夕方暗くなりきらないうちに行われることです。真っ暗の中の炎と明るいうちの炎では迫力が違います。小学校、中学校で華やかなキャンプファイヤーをぜひ体験してもらいたいものです。

【6ヶ月児受け入れについて】

低月齢児受け入れは、ここ数年入園希望がいくつかありましたが、ほとんどの場合満一歳の誕生日の前月から育休明けで園に預け始める方が多く、今も需要は多くありません。

少子化は、桐生地域に限ったことではありません。令和5年にこども家庭庁が創設され、保育政策の新たな方向性が示されています。その中で、保育の必要性があるお子さんに対し園でできることをしていくことや、保育機能を起点に地域を作る多機能化を進めることが推奨されています。のびのびこども園もできることをやっていこうと考え、その中の一つが6ヶ月児受け入れでした。シールノートコメント廃止やお泊り保育廃止とは別の運営テーマです。

ただし、おっしゃる通り現保護者のご意見を聞くことは、ニーズ把握に大切なことです。近々、保育サービスの拡充や多機能化でできそうな事業についてアンケートを発信しますので、たくさんご意見をお寄せください。

※平成27年こども子育て支援新制度になり、「保育は契約を結んでサービスを提供する」ということになっています。幼稚園=学校由来の園としては、保育をサービスと呼ぶのにはいつまでも抵抗感が残ります。