2019年10月11日
虫・むし・ムシ
はと組の園外保育、岩宿ひまわり畑でみつけたテントウムシ。いっぱいいました。
真智子先生が取ってきてくれたメンガタスズメガの幼虫。すごい迫力でしたが、さなぎになりました。どんなのがでてくるのかな。
バッタの虫かごに可愛い広告を敷くのは、部屋を飾ってあげるという愛情の表れ。
かまきりがコオロギをむしゃむしゃ。先生の中にはぞっとする人がいますが、子どもからすると、お腹の大きいカマキリのお母さんのためにご飯をとってきてあげたという思いやり行動。
どこからかいつの間にか入ってきたオニヤンマ。パタパタ音がして気が付きます。写真を撮ったら、はい、お逃げ。
そして、やさしく見守るコムラサキ。秋っていいなあ、自然っていいなあ。
2019年10月1日
裏側も見てほしい
運動会の練習も佳境に入ってきています。当日は笑いあり涙ありの見ごたえのあるシーンがたっぷりのことでしょう。
さて、この写真は組体操のピラミッドを後ろから見た様子です。ピラミッドは正面の写真が取り上げられることが多いため、4段の頂点に小柄で身軽な子どもが立ち、「ヤーッ」と声をあげて正面を見つめる前列の逞しい表情が印象に残ります。しかし、後列の一番下を支える子どもたちが、このようにいるのです。寝転んだりブリッジをしたりして砂まみれになったあと、頭を低くして全員が降りるまでじっと耐える。ここにも多くの非認知能力が発揮されています。
「速いこと」「できること」これはとても素晴らしく、能力の高い人は競い合って力を高め合うべきですが、目に見えない力も運動会を確かに支えています。そうした見方で運動会を見ると、10倍楽しめること請け合いです。
2019年10月1日
♪ルーファウス歓迎式典♪
今年の運動会のテーマは「New」。新しい?にゅうっと
何かでてくる?色々なことが連想できる言葉を毎年テーマにあげ、「あ、ここにも〇〇〇が」と楽しんでもらえるしかけを施しています。
入場行進曲を用意するのは教頭の役割なのですが、過去何度もドラゴンクエストの「ロトのテーマ」を選んできました。すぎやまこういち氏作曲のチャチャチャンチャンチャンチャンチャチャ~♪みなさんご存知ですよね。教頭はこれに勝る行進曲はないと思っています。昨年のテーマは「夢」。ドラクエの裏テーマは「夢は叶う」でしたし、数年前の「なかまー力あわせてー」などは、ロールプレイングのチームそのものです。
しかし、今年のテーマ「New]に、三回使った「ロトのテーマ」はさすがにまずいと感じ、色々調べたのですが、ありました、ありました。すぎやまこういち氏に負けず劣らず素晴らしい作曲家の隠れた名行進曲が。それは、植松伸夫氏の「ルーファウス歓迎式典」です。
あ、これもゲーム音楽ですね。FF7のミニゲーム中流れる神羅カンパニーの新社長の就任式の曲です。FF7は1月にはリメイク版が出るそうです。ますますNewにぴったりでないかということで、この曲に決定しました。かっこいい曲で子どもたちが堂々と入場する姿にマッチし、とても気に入っています。楽しみにしていてくださいね。
実はFF7はプレイしたことがなくて、もしかしたら場にふさわしくない意味合いがあったりしないかな。詳しい方はぜひ教頭までお知らせください。
2019年9月20日
なぜ、幼稚園の先生になったの
9月18日、東京の白梅学園大学から学生さん・先生合わせて11名が見学に見えました。見学後のカンファレンスで時間が少しあまったので、学生さんたちに何故こども学科を選んだのか聞いてみました。
その中の印象的な言葉で、次のようなものがありました。
『私は幼稚園の頃、人見知りで自分から動くことができませんでした。話しかけられても答えられず、意思を表現できなかったのです。けれど当時の担任の先生が、私の気持ちを汲んでいつも友達の中に誘い入れてくれました。それがとても嬉しかった。先生のやさしさに憧れたのが、子どもと接する仕事に就こうと思った原点です。』
なんて美しい気持ちだろうと思います。自分が幼いころの担任の先生が好きで保育者になりたいと思ったとはよく聞くことです。でも、すっかりそんなことは忘れていました。人見知りで自分が出せず不安に思っている子どもがいるとき、「その子の気持ちに寄り添い、本人が安心するような言葉をかけ、反応が薄くても働きかけ続け、無理強いせず動き出せるようになるのを見守る」。これは、プロのテクニックともいえる対応です。しかし、子どもの立場からすると、どんなにか救いになるかということですね。
夏休み明け緊張が強かったけれど、徐々に担任の先生たちや友達に心を開き笑顔が増えてきたAちゃんがいます。先ほどの学生さんの15年前の姿がAちゃんに重なります。そうか、こんな感じのお子さんだったのかな、タイムマシンで気持ちを伝えるためにやってきたの?などと勝手に想像し、心の中でクスっと笑ってしまいました。
ただ精一杯している保育が人の職業を決定するきっかけにもなる。この重さをかみしめ、誠実に日々を送ろうと思いを新たにしたできごとでした。
2019年7月24日
お泊り保育が明けたら、梅雨も明けた☀
7月23日から24日にかけて、年長きりん組は幼稚園でお泊り保育を行いました。
園としては恒例行事ですが、子どもにとっては生まれて初めての大冒険。緊張した面持ちながらも目をキラキラさせて開校式に参加します。
小平の鍾乳洞。まだ梅雨の気配が残っています。(今年から引率職員にも入場料がかかることに。10人で3,100円!)
内部は室温1℃。まさに冷蔵庫。水のしたたりが長~い時間をかけて、おお~きくてひろ~い石灰岩という石に空間を作ったんだって。
そして!晴れて暑くなってきたので、予定通り親水公園へ!
そうめんの昼食後、お昼寝。川遊びで使った濡れた靴がきれいに並べて干してあります。そして保育室前の上靴。
お昼寝の後、スイカ割りを。声を聴いて右や左に移動したり、見えない友達の気持ちになって大きな声で教えたり。感覚を鍛える要素が色々あることに今年初めて気づきました。甘くておいしいスイカ。
さあいよいよキャンプファイヤーです。火は熱くて怖い。そしてとても便利なものです。
ああ、疲れたね。楽しかったね。寝つきもよかった今年のきりん組。夜中に大雨、雷。でも平気なんだ。友達と先生がいっしょだから。
朝食は手作りびっくりパン。焼きたて、最高!
閉校式を終え、ミニひまわりのポットをお土産に、みんな帰っていきました。空は梅雨明けのまぶしい青がのぞき見えていました。
自分たちで野菜を切ったカレー、就寝前の秘密の部屋、シャワーの下で友達と背中を流し合ったこと、早朝のカブトムシ探し…他にも他にも載せきれません。お家の方もご心配があったでしょうが、子どもたちは着々と外の世界に向かって歩き出しています。
生活の写真販売で、お泊り保育の写真も販売します。お楽しみに。
2019年7月22日
特別支援教育取り組みについての報告会
7月17日(水)、桐生市教育会幼児教育研究部から依頼があり、認定こども園のびのび幼稚園の特別支援教育の取り組みについて、理事長・須田が報告してまいりました。
昭和50年開園以来の試行錯誤や、現在有効であると思われる取り組みについて述べ、インクルーシブ教育の難しさを問題提起することができたかと思います。
特別支援教育は、①幼児の力を伸ばすこと(支援対象児、学級集団どちらも)②保育者の指導スキルの向上 ③保護者支援の三つの視点からバランスよく行われないと、どこかにひずみが起きてきます。やはり、専門性が必要な教育ですね。インクルージングは「理念」なので、実現にはいろいろ超えなければならないことがあります。今後も自園の取り組みで閉じず、外の園とも交流しながら進んでいきたいと思います。
私見ですが…、障害のあるお子さんが幼児期にいちばん支援されるべきことは、保護者に「この子を育てていける」という希望をもってもらうことじゃないかと思います。そのためには、難しいテクニック云々より、「幼稚園で先生が子どもを心からかわいがってくれた。」「お友達が仲間として受け入れてくれた」それさえあれば、他の「〇〇ができるようになった」なんて、些細なことかと。
のびのび幼稚園は自園の方法を深めているので、特別支援をお勧めした方から入園を断られることがあります。しかし、別の決まった園でそうした希望をもっていただければそれでよい。一番はそのお子さんの幸せですから。
はと組については、現在のホームページの文は開設当初のもので理念性が強い書き方になっています。4年たち、実際の保育で具体的な発展をしていますので、8月いっぱいくらいに最新の内容を公表できれば、と考えています。関心のある方はお訪ねください。
2019年7月18日
寂しい…
7月15日(祝)朝、やはりつばめの巣は壊されていました。悲しいので、写真は載せません。落ちた巣から1mほど離れたところに小さくて柔らかそうな羽が散らばっていました。
やっぱりカラスか?それとも人気(ひとけ)がない時に下からいつも見上げていた白黒猫がいたのでヤツか?残念です。こいのぼりのをかざる園庭の鉄線に、寂しげなつばめのつがいの姿がありました。
どうしたら守ってあげられたかなあ、と思いますが、どうあってもあそこじゃ無理なんでしょう。カラスは浅知恵と前回載せましたが、雛が少し大きくなるまで待ったのだとしたら、やっぱり頭がいい。わかりませんが。
巣箱みたいに囲ってしまうか、カラスが入れないくらいの隙間をあけて金網を張り巡らせるか、来年考えなくてはならない課題が増えてしまいました。このままにはしておけないなあ。
2019年7月10日
三巣めの正直
ゴールデンウィーク9連休明けの、ツバメの巣崩落はショックでした。
職員室前の柱の上の方につばめが巣を作るようになって3年目。今年も昨年の夫婦か、巣立った子どもたちが大人になってもどってきたのか、4月から巣作りが始まりました。親鳥が卵を温めている姿を見て、これは園児たちと巣立ちを見届けられるなと楽しみに連休に入ったのですが、無残にも巣は壊されていたのでした。そして崩れて散らばった土くれの周りからは、卵の殻が…(涙)!
犯人はカラスらしいです。天神様の杉林に住んでいるのですが、牧場のジャックとわさおのエサを取って行ったり、鶏の卵を飛来して奪っていったり、かなりのギャングぶりです。子どもに危険がありそうなら何か対策しなくてはならないですが、人気のない時に活動し、頭がいいったらありません。
夫婦はしばらく、崩れ落ちた巣の跡を飛び回っていましたが、あきらめたらしく数日たつとまた巣作りをはじめ、1週間後には二つ目が同じ場所に出来上がりました。しかしその巣は、味をしめたカラスによってあっという間に再び落とされ、粉々になりました。卵はまだ生まれていませんでした。カラス頭がいいといっても浅知恵でした。何もありつけなかったことでしょう。
さすがに懲りるだろうと思ったのですが、本能のなせる技か、つばめの夫婦はあきらめなかった。三たび巣をつくり、昨日みごと2羽の雛を孵したのでした。位置をずらして、職員室側の面だったのも良かったのかもしれません。ほら、親がエサを取ってくると、ぴよぴよかわいい声が聞こえますよ。
巣立ちまでレポートできることを願います。