のびのびこども園

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2026年5月1日

立て!!


昨日見かけた素敵な光景をお知らせします。

年長きりん組の子どもたちが、数人でサッカーをしていました。園庭中を走り回っているうちに、A君が転んでしまいました。

教頭はそれを見て、とっさに助け上げようとしました。Aくんは何かのきっかけでショックを受けると、楽しい気持ちに戻れなくなることがあるからです。うわーん!と泣く前に「ハイっ、大丈夫。いってらっしゃい」と立て直す言葉をかけると、気持ちの崩れをふせぐことができる… それが、今までの常とう手段でした。ところが、そこに駆け寄ってきたBくんは

「泣くな!そんなところに倒れているな!立て!立てよ!!」と一喝し、ゲームに戻っていきました。
そしてボールを追いかけていたCくんも走ってきて、バーン!!


かなり強めに肩をたたき起こし上げる動作をして、ゲームに戻りました。


また倒れてしまうAくん。あーっ、やっぱりここは声掛けが必要か?

少しの間


Aくんは立ち上がり、友達目がけて走ってサッカーにもどったではありませんか。



感動しました。子どもたちは自分たちで、転んだ友達を励まし、友達も立ち直り、何事も無かったように遊びを続けられたのです。大人の介入は必要ではありませんでした。この間約1分程度です。


子ども同士で育ちあう、集団の良さとはこういうことなのだと思い知らさせた瞬間でした。ここまでくるまでに、共に楽しんだり仲間の中で自分の言動が尊重されてきた経験があります。「がんばることが大切」であることや、「友達を見捨てない」という価値観があります。少々荒っぽい方法ではありましたが、全力でサッカーをしているときに「大丈夫?」と優しく近づくことだけが解決方法ではないのですね。

保育者が「泣くな!立て!」とは言えません。同等な仲間だからこそ通用した方法でしょう。こうやって子どもたちは大人の思った以上の方法で問題を解決するようになります。これからも子どもを信じて、成長を見守っていこうと思います。