
2025年6月6日
虫には心があるんだよ
穴掘り虫捕りの原っぱ 運転士の福嶋さんがお散歩道のように草を刈ってくれました。これには子どもたち大喜び♪
虫捕り原っぱでは、年長きりん組の第一次虫捕りブームが起こっています。
赤ちゃんバッタや赤ちゃんカマキリ、中にはこんなに大きく成長したバッタもいて、興奮した声が原っぱに響きます。
しかし、毎年悩むのが、捕まえた虫をその後どうするか。
置き去りを救助されたダンゴムシたち。
先生命令みたいに逃がさせるのは教育ではないけれど、命あるものを飼うことが責任を伴うと気づかせるにはどうしたらいいか。子どもたちが理解するまでは先生がこっそり逃がします。課題です。
あるとき見かねた年長の先生が子どもたち全員の前で話をしました。「虫も命があるのよ。忘れて餌も上げずにいたら死んでしまう、大きくなれないで。飼えないなら逃がしてあげよう」真剣な話を子どもたちは聞いていました。
昨日、虫捕りが終わった後バッタを玄関まで持ち帰ろうとしたRくんに聞いてみました。「そのバッタどうするの」
Rくんは「お母さんに見せたら逃がすよ、虫にも心があるんだもん」
おお!先生の思いと言葉が通じた。
虫を夢中で捕っている時に、「逃がせ」とか「かわいそう」とか言われたら興ざめですね。でも、昨年もさんざ捕まえて楽しんできた年長きりん組。今年は命の大切さと、飼う方法を学んでいきましょう。子どもの遊びは学びなのです。