のびのびこども園

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2024年11月6日

運動会でベストの姿を見せられなくても


※↑組体操の練習を見学するひよこ組


10月27日(日)の運動会ではお世話になりました。暑すぎず、でもお天気の心配もなく、たいへんよい運動会日和になりました。子どもたちも力いっぱい体を動かせたのではないでしょうか。

上の写真は、10月30日(水)の運動会ごっこで行ったみんなリレー。2歳児から5歳児まで2チームに分かれて競い合いました。写真に写っているのは2歳児にじ組の子ども。左手にバトンを持っていますが、ちゃんと次のお友だちにバトンを渡せました。5歳児きりんの勝負になったとたん空気に真剣味が加わり、運動会にどんな気持ちで臨んでいたのかが伝わってきました。

今回は、思ったようにできないこともあるよね、というお話。

ブログや競技アナウンスでは、「こんなことをがんばってきました」「こんなことが成長しました」とプラスの内容をお知らせします。しかし、泣いてしまって走れなかったり、いつもと違う雰囲気に飲まれて踊れなかったり、競技で失敗してしまったりするお子さんがいます。

先生たちは運動会当日に子どもたちに一番いい姿を見てもらえるよう、水面下で多くの配慮をしています。お家の方の姿が見えると不安定になりそうなお子さんのご家庭には離れて応援してくださいとお願いしたり、普段の保育で失敗しても大丈夫なことを子どもに伝えたり、がんばった人には金メダルが出ると目当てを示したり^^。それでも、何かが起こるのが運動会当日。

実は運動会当日は、子どもにとっては(実は先生にとっても)過程の一つでしかありません。日々の中でこうあるべきと重々承知していても普段の姿の一部があらわれてしまう…目指した通りに完璧には…そうそういかないものですよね。

当日の遊戯で踊れなかった子が、振り返りの映像をクラスで観ている時に踊り出すことがあります。運動会では何か踊れない理由があったのでしょうね。本人も言葉にできないかもしれません。担任の先生は次回に生かそうと複数の原因を思い巡らせています。一生懸命取り組んで運動会でベストパフォーマンスを目指す、しかしうまくいかなかった当日も受け入れる。これは、失敗するかもしれないから頑張らないということとは違います。精いっぱい取り組んで、当日どんな結果でも受け入れまた精いっぱい生活していく、のびのびこども園はそんな毎日なのです。

そうした日々を重ねながら、子どもたちは少しずつ成長します。練習ではできていたことを保護者の方々の前でお見せできないのは残念ではありますが、長い目で見ていただき、当日までの頑張り、そして当日・その後を楽しむ姿にもぜひ目を向けていただきたいです。

 

年単位でみると、昨年からの変化を感じ、成長に嬉しくなるとこもありますよ。


※昨年の写真より