
2024年2月19日
作品展ウィーク開催しました
今年度は、遊戯室に他学年一緒に数日間作品を展示する「作品展ウィーク」を開催しました。
昨年度までは、土曜日一日の観覧で、保育室にどーっと飾りつけてどーっと片付け、子どもたちも作品展の雰囲気や自分たちの製作過程の振り返りを味わう時間がなかったので、今年はゆとりを持ち他クラスの作品も見て回れたようです。
保護者の方々も送迎の時間を調整して観覧していただくなど、ご協力ありがとうございました。新しい試みはいかがだったでしょうか。
今回、子どもの作品の見方をご紹介します。
さて、これは何に見えますか?
正解はペンギンです。
???足長すぎない?頭のてっぺんがなぜ平ら?
いいえ、子どもの発見が随所にみられるではありませんか。
長い手が下向きについている、足の爪がある、くちばの根元が黄色い、薄い色の部分と濃い色の部分に分かれている…
ね?
カメ 色が赤茶で鼻の穴が大きい
ウニ 黒くてとげとげがついている
ミニチュアホース「ジャック」の観察画
後ろ足が半分白くて、前から見ると鼻のまわりが灰色だった
大人からみると突っ込みどころ満載です。「こうしたらいいよ」とアドバイスを与えると、もちろん上手に作ることもできますが、思い思いに作ることがねらいの作品は子どもに任せた方が生き生きとした表現が見られます。プロのイラストレーターや作家も、自分の作りたいことをデフォルメ(誇張)して造形をします。「これってこうだよね」と楽しんで形にする芸術の原点がここにあります。
一部作品の紹介にとどまりましたが、次回は年齢による絵の発達についてもお伝えします。来年の作品展もどうぞお楽しみに。