のびのびこども園

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2022年8月4日

サマークラス②日が傾いて…第二ステージ



さて、昆虫の森でたくさんの虫に出会え色々なことを学んだきりん組のメンバー、そうめんを食べ、一休み。その後、自分の分の夕食びっくりぱん↑を作って、キャンプファイヤー係とカレー係に分かれてお仕事です。(カレー作りの様子は7月22日「今日の給食」のページに載っています)

そして自由遊び。頃は夕方日が西に傾きかけた申の刻、少し涼しく子どもたちは思い切り外を駆け回っていたのですが、担任の菜月先生と千明先生が猛獣狩りゲームを始めると、全員が集まり大盛り上がりで遊び出しました。


年長組になると、少し難しいルールのある遊びを好んで行うようになります。これは発達にかなっていて、知的な成長とともにルールがグループの共通理解となることで、より複雑なゲームになって面白いからです。まだ十分理解できない子どもも、友達の動きを見ながらルールを身に着けていきます。

「ら・い・お・ん」これは4文字の動物の名前で、4人組を作るという合図です。
「と・ら」は2人組。

「キャーっ!」集まる子どもたち。文字数が多くなるといつも遊ぶ友達だけでは足りません。誰がどこに行けば4人組ができるのか、なんだかんだ瞬時に相談して組を作ります。

この学年はマイペースさんが多く、幼い頃は個別の配慮が多く必要だったのですが、こんなにクラス全体で一つのゲームを楽しめるようになったのだと、しみじみ感動しながら様子を見ていました。


おいしくカレーをいただいて、さて、キャンプファイヤーの時間です。お泊り保育の時は7時過ぎ薄暗くなってから始めるのですが、一日だけのサマークラスです。6時に火の神様登場です。

のびのびこども園の園児の幸せを願う言葉を唱えて、引火。

赤々と燃える炎。大きさと熱を感じ目を丸くする子どもたち。


火を囲んでダンスをしましょう。大きな声で大きなフリで全身で踊ります。


炎を分けてもらって、キャンドルサービス。火をこんなにじっとみたことないなあ。心の中でお願い事をして吹き消すんだって。

そして…ここはのびのびだけの秘密の部屋。きりん組だけの内緒だよ。レポートもなし。シーッ


お部屋で閉校式をして、お家の人が迎えに来た8時にはすっかり夜になっていました。まだ疲れてないよ、お泊りだってできるよ。でももう終わりなの?寂しいなあ。


てるてる坊主が晴れにしてくれて、キャンプファイヤーができました。ふだんできない経験をたくさんして、友達との同じ思い出ができて、とても楽しかったね。

お泊り保育は、着替えや身支度・寝具の用意も自分で行い、夜を越すことで自立の足掛かりにすることがねらいです。一日だけのサマークラスでそのすべてを同じように達成させることはできませんが、親元から離れて寝る時間近くまで園で先生や友達と一緒に過ごすのは子どもたちにとってはチャレンジでしょう。

こうしてステージをクリアするたびに子どもたちは自信を深め、園でのびのび生き生き活動するようになります。サマークラスを経たきりん組が、2学期どのように活躍してくれるか楽しみです。


保護者の方は「はいチーズ」もご覧ください。このページでは載せられなかった細かい様子を写真で見ることができます。