のびのびこども園

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2022年3月21日

子どもの姿を共有し合う作品展


コロナの影響で2月23日(祝)に延期された作品展。時間を区切り人数制限をしての参観でしたが、みなさんがお子さんといっしょに作品を見に来てくれました。

子どもの作品なんて、芸術には程遠いのでは?つたない製作や絵を見て楽しいの?

いえいえとんでもない。作品展は、子どもの姿を保護者と共有し合い成長を喜び合う行事。作品制作の過程にはたくさんのストーリーがあり、見方がわかるととっても面白いんです。

上のハリネズミ、2歳児さんの作品です。針のつぶつぶは、秋に園外保育でひまわり畑を見学にいった時もらったひまわりから種を取り出し、体に埋め込んだものです。自分背よりずっと大きいひまわり、広げた種の多さにびっくりし、指先を使って一つひとつ慎重につまんだ…保護者にお伝えしたいかわいい姿はたくさんあります。



こちらはたまご組です。製作したときの写真と一緒に手形を展示しています。こんな笑顔で作ったんですね。大きくなった時に比べてみるといいですね。記念になる作品です。



ひよこ組のお雛様製作。一人ひとり顔が違いますね。先生にどうしてこんなお顔をしているのかお話しながら描きました。楽しいひと時。桃の花の貼り方にもこだわりがあります。



これはうさぎ組の観察画、ニワトリです。子どもの観察画の面白いところは、何を発見し何に感動したかが表れているところです。この絵は、目の周りやとさかが黒かったこと、羽毛がふわふわしていたこと、蹴爪が四本あったことが印象深かったことがわかります。子どもによってはくちばしを強調したり、体を紙からはみ出んばかりに大きくふんわりと描いたりします。描く前にたくさん触れ合います。保育室は大騒ぎになります。


はと組のマラカス。これは発表会で使いました。ビーズを入れて完成するとしゃかしゃか楽しい音が鳴りました。みんなで喜んで音楽に合わせて鳴らしましたよ。


この絵は何だかわかりますか?そう、年長きりん組のピーターパンの劇の一場面ですね。(経験画)

ネバーランドの共同制作。

海賊船だぞ。舵も切れるんだぞ。

よく見るとワニが!フック船長の腕を食ったワニ!!



見た目のすばらしさだけを追った作品は大人のためのものです。でもその時々で一生懸命作ってきた作品の数だけエピソードがあり、先生がお家の方にお話しするのを子どもたちは嬉しそうに少し恥ずかしそうに聞いています。作品展は一年間のお子さんのレポートなのです。

各学年で7~10数点の作品があり、全ては紹介しきれません。それから今年はきりん組のお客さんをお呼びしての手作りテーマパークはできませんでした。来年はぜひできることを祈っています。来年の作品展もお楽しみにおいでください。