2021年11月18日
咳風邪が流行っています
昨年は、インフルエンザ感染の報告がゼロ!でした。新型コロナウィルス感染対策を社会全体で行い、行動制限をしたことも大きいでしょう。
今年度もインフルエンザの報告はありませんが、先週くらいから未満児さんを中心に、咳や熱で休む子どもが増えてきています。RSウィルス感染症の報告もありました。
実はRSウィルス感染症、昨年令和2年はほとんど流行がなかったのです。
http://www.ncchd.go.jp/news/2021/200727.html 国立成育医療研究センター
RSウィルスは、2歳までにほぼ100%の子どもがかかります。健康体であればほとんどの場合軽症で済みますが、初めてかかる幼いお子さんの場合重症化のおそれがあるため注意が必要です。肺炎で入院になることもあります。
新型コロナウィルス感染症は空気感染が主な原因といわれているので換気に気を付けていますが、RSウィルスは飛沫と接触により広がるので、手洗い・うがいが大切です。園でも今まで通り行っていきます。ご家庭でもご注意ください。家族が感染したら、お家でもマスクをするといいようです。
感染してしまうことは心配ですが、回復すれば多くの場合免疫がつきます。今年7月東京のRSウィルス感染症の爆発的流行は、昨年度感染者が少なかったため免疫がある子どもも少なかったからではないかとの説もあります。
どうぞ感染予防におつとめになり、RSウィルスだけでなく風邪症状がある場合ゆっくりとお子さんを休ませてあげてください。幼児期につく免疫を大きな負担なく増やして成長させていってあげましょう。