のびのびこども園

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2020年1月9日

メイキング生活発表会の劇

始めて衣装を全員で着たよ!

 

明けましておめでとうございます。なかなかブログが更新できず、エピソードばかりたまって時期を逃してしまい(^^;)、でも捨てがたい内容はお伝えします。

 

さて、盛況のうちに終わった12月6日の生活発表会の舞台裏を3歳以上を中心にレポートします。

 

過去において生活発表会の劇は、販売されている幼児用のシナリオや音楽を用い、それをそのまま子どもに教えて演じさせるという方法で行ってきました。しかし、それでは子どもの主体性は育ちません。また、習ったことをそのまま行うということが苦手な子どもにとっては、とてもたいへんなことだったろうと思います。

 

そこで数年前から、生活で遊びながら身に着けたことを舞台に乗せるような劇ができないかと、新しい取り組みを始めました。

 

まず、ストーリーを十分楽しみます。年長きりん組は、テーマの「アリババと40人の盗賊」の絵本を何冊も読み比べ、セリフの違いなどに気付きながら、物語の世界に思いを馳せました。その後、モルジャーナが盗賊の隠れたツボに油を流し込むシーンをごっこ遊びで学級全体で行いました。油を流し込まれた盗賊が熱くて大騒ぎするシーンは、すごく盛り上がったそうです^^。隠れているのがみつかるというシチュエーションもスリルがありますね(((*o*)))。そして、全員が物語が大好きになったところで、セリフや動きをみんなで作り上げていきます。

この時、盗賊は何ていうかしらねえ。

 

先生は書き取り、子どもの意見を取りれながら整理していきます。だからだいたい子どもはどの役の動きやセリフも覚えてしまいます。

リハーサル後、園長先生とミーティング

 

あと、これは最近教頭が気づいたことなのですが、担任の先生たちがリハーサル映像を録画し、子どもと見合うというのが、「自分が外からどう見えるか」に大きく役立っているということです。

 

幼児期の表現は、まず感動がありその子なりの方法で表してみることが前提ですが、外からどう見えるかの気づきは、表現方法を工夫することにつながります。映像をみて、おもしろがりながら良いところを見つけあうというのは、映像機器を自在に使いこなす若い世代ならではの自然な発想だなあ、と感心します。

 

結果は、発表会でみてもらった通り。すっかり自分たちのものになった劇をお披露目することができました。

うさぎ組も

おおかみくんって、こう?

 

ひよこ組も

全員が全部の役をできます。

 

楽しんで生活しながら成長していることをお見せしました。

 

もちろん、にじ・おひさま、たまご、はともすてきな「生活」発表会ができましたよ^^

 

*おまけ①**********

練習のとき、はと組の先生たちが大道具について相談をしていたら、KくんがとことこYちゃんのところにやってきて座り、向かい合ってなにやらお話していました。ほほえましい姿です。

CIMG7599

 

*おまけ②***********

手作りグロッケン

合奏に燃えたきりん組のRちゃん。楽器に触れる時間以外でも弾きたくてたまりません。自分で鍵盤を描いて、手作りバチで自主練習です。階名称もこのとおり。

階名称を自主的に書き写し

こうして文字の意識も高まります^^。本番は集中して感動的な演奏ができていました。