のびのびこども園

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2019年11月6日

まちこ先生のお箸教室

10月23日ひよこ組、24日うさぎ組・きりん組の「まちこ先生お箸教室」がありました。

 

土屋真智子先生は、数年前に退職されましたが、開園から35年お勤めいただき主任も長くされた先生です。卒園生のお父さん、お母さんの名前も全部覚えていらっしゃるまさに生き字引。お箸教室は話術に導かれ楽しく進みます。

これがおはし。ひよこ組さんは使えるのかしら。食べるときに使う道具、色々あるわよね。そうそう、上手じゃない。

まずは、箸の使い方というより、食具に関心を持ち、使ってみたいという気持ちを引き出します。ひよこ組は、今日から給食はみーんなお箸。10月23日の「今日の給食」のページをご覧ください。箸でつまめて「やった」な感じ!

 

うさぎはさくさく。お手の物。

数の感覚を養う要素も入ります。「うさぎ組さん、何歳?4歳?5歳の子もいるの?じゃあおまけで6個のボーロをお箸でとりましょう。」自分の年の数は、子どもにとって特別です。そして、5って大事なきりのいい数なんです。

 

きりんは、大豆に挑戦。

きりん組は、一通り箸の使い方をおさらいした後、大豆を使ってチーム対抗ゲームをしました。箸で一粒つまんで隣のお皿に移し、次の人にタッチします。

次の人は椅子に座って待つんだよね。(しかしお行儀いいのは最初だけだった)

給食は甘く似た大豆と刻み昆布とさつまいもの煮物。みんな上手に箸を使って食べていました。箸がさらに身近な道具になった一日でした。(24日の「今日の給食」をご覧ください。)

 

 

まちこ先生の保育は毎年見る機会があるのですが、今年は特に味というか厚みを感じました。今の時代、調べ物はインターネットに答えが溢れているし、たくさんの情報の中急いで結論を出さなくてはならないことが多くて、深いところまで理解していなくてもなんとなく表面的に済む面があるのではないか、そう感じるのは教頭が年をとっているせいでしょうか。

 

まちこ先生の保育には、こうしたネット世代とはちがう、わからないことや困ったことを一つ一つ自分で実感しながら解決してきた人のテンポを感じました。うーん、うまく説明できないんですが。過去に回帰せねばということではありません。でも、子ども一人ひとりをもう少しだけゆっくり深くとらえたいな、とわが身を振り返ったお箸教室でした。