のびのびこども園

ブログ

2018年10月18日

2歳児の写生会

10月18日(水)は、幼稚園の写生会でした。

 

写生は「景色や事物のありさまを見たままに写し取ること」で、「観察画」であります。のびのび幼稚園は長年「芸術の秋」である10月に写生会を行っています。

 

今年、にじ組の担任の久保田先生から相談を受けました。2歳児は、やっと円を描くことができるようになってきた時期。子どもたちの描く力に合わせて、りんごを描きたいと。

 

3歳以上児は、園で飼っているうさぎ、にわとり、ミニチュアホースを描きます。2歳児以下に観察画は難しいということで、昨年まではうさぎに親しんだ後、先生が描いたうさぎ型の枠にタンポでぽんぽんと色を付け、ふわふわした感じを出して完成、としていました。

 

2歳児は、錯画期から象徴期に移る時期。手と目を使って偶然に出来上がった形に意味をつけていく時期で、見て形を描かせるのには無理があります。子どもの描けるマルをりんごに見立てて、色や模様に気づかせていくというのはとてもいいということで、さっそく取り組んでみました。

まるいはりんご。

んん~、いい匂い。つぎぼくね。ぐるぐるぐーる。あっ、りんごができた。

色をよく見たら、ただの赤じゃなくて、黄色もあることに気づき、思い思いのところに黄色を塗りました。そして、てんてんがあったので、てんてんてんと描きました。思い通りのありのままが描けたので、2歳児にじ組大満足です。これぞ、2歳児の写生会でした。 描けたよ。わあ、じょうずだね。りんごだ!みんな上手だね。おいしそう。 おやつにそのりんごをむいてもらい、みんな笑顔で食べていましたよ。