のびのびこども園

ブログ

2018年2月28日

絵本を読もう

こどものとも3月号

のびのび幼稚園では、29年度からこどもの友社の月刊絵本を、保育で使用しています。

 

子どもにあった良い本を計画的に選んで与えることは、なかなか難しいものです。保護者の方も、つい自分の好きな本や気に入った絵の本ばかりを選んでしまうことはないでしょうか。(私がそうでした^^;)その点、こどもの友社の絵本は、福音館の良書を年齢に合わせてセレクトしてあります。

 

約1年続けてみての実感は、初めての馴染みのない絵の絵本でも、読み聞かせを始めようとすると子どもたちが「何が始まるかとわくわくしている」様子が見られるようになったことです。物語を聞く耳も育ち、一度だけ読んだ昔ばなしのおもしろかった細かいセリフを、よ~く覚えているのには関心させられました。

 

入園期のお子さんには、アンパンマンの紙芝居を読むことも多いです。ほとんどのお子さんはアンパンマンに親しんでおり、安心感をもって見てくれるからです。アンパンマンはいいアニメですが、子どもが馴染みやすいからといって、アンパンマンばかり見せていては、幼児教育施設としては失格です。

 

先生がまずみんなに読み聞かせをしてくれる絵本。クラスの友達と何度も感情体験を共有し、その後毎月自分のものになる本。持ち帰る日の帰りのバスでは、自分の本を読んでと、たくさんのリクエストが出ます。

 

2歳児の中には、大好きな1冊を毎日のようにお母さんによんでもらい、お話をすっかり覚えて園でお友達の前で読み聞かせをしてくれたお子さんもいました。本っておもしろい、あまり見たことのない絵だけれど、きっとおもしろい物語にちがいない・・・そんな思いをもって進学して、小学校の本に出会ってくれるといいなあ、と思います。ご家庭でもぜひ、読み聞かせをしてあげてください。