のびのびこども園

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2016年4月14日

母校の意味

4月を迎え、小学校の入学式を終えた卒園生がたくさん園を訪ねてくれます。みな誇らしげに、また、小学校を夢見ていた頃の自分を確かめるかのように幼稚園を眺めまわしていきます。よく来てくれましたね。

昨年のことですが、ラジオを聴いてなるほどと思ったことがあります。確か特別支援学校で長くお勤めになった先生だったと思いますが、こんなことをおっしゃっていました。いくら居心地がよく大好きでも、卒業した学校の生活には決して戻れない、だから「母」校というのだ、この仕事をして「母校」の意味がよく分かった、と。いくら楽しくても、いつまでもお胎の中にはいられない。いつまでもいられないからといって、つまらない居心地の悪いお胎の中では子どもは育たない。かわいがってかわいがって真剣に向き合って、自分を置いて羽ばたいていく子どもを育てている。ああ、因果な商売だなあ、とこの時期いつも思います。・・・「母」校の師楽しからずや。(楽しくないことはない・・・転じて、楽しくて楽しくてしかたないの意味)

新1年生たち。少し会わなかっただけなのにとても久しぶりな感じ。せんせ~い!Sちゃあん!はぐっ問:学校はどう?答:ううん、かなり疲れます。  (がんばっているんだねえ)