2016年3月22日
第41回卒園式
本日3月22日第41回卒園式が行われました。
のびのび幼稚園は、普段の生活や行事などでは子どもの自主性を尊重し発想や思いを実現する保育を行っていますが、卒園式は少し違った取り組みとなります。
それは、通過儀礼としての意味をもたせるからです。通過儀礼とは人生の重要な節目に行われる儀礼で、それを行うと、新しい地位や役割が手に入ることが保証されます。小学校に進学するために、少しつらいことでもやりぬいたという自信を自覚的にもてるように、練習は厳しく行います。
しかし、やみくもに厳しいわけではありません。子どもの「立派な一年生になりたい」という気持ちを高め、自ら行動をふり返りよい方に変えていけるように働きかけていきます。少し上の段階の態度や意識を要求し、教え、できたときに保育者はともに喜びます。
これまで幼稚園で過ごした年月で、子どもたちには「できることが増える喜び」「成長することへの憧れ」が培われてきています。卒業式はその集大成ということです。それがなければ行為の強制になり、こどもにとって、先生が厳しくて辛かった思い出になってしまうことでしょう。加えて担任保育者と子どもの間には確かな絆があったため、今年も卒業式を成し遂げることができました。
卒園生のみなさん、立派でしたよ。毎年のことながら、自信に溢れ堂々と修了証書を受け取る姿を見ると、胸がいっぱいになります。すてきな小学生になってね。